あなたはいつ体重を測りますか?
いままで1年に一回、健診のときにしか体重計に乗らなかったのに、最近、お腹に肉が乗り出したことが気になり、食事とか気をつけつつ、計測しなきゃと思い体重計を購入。
せっかく買うなら、体組成計がついててスマホ連携できるものを。
早速計測してみると・・
体重はあんまり変わらないのに、体脂肪率は乱高下!ありゃ?
原因と対策を調べてみた結果、測るタイミングが重要でした。

体重計に乗る時間は決まっている
同じ時間、同じ条件で測るのがポイント
体重や体組成は、同じ条件で正しく測ると、日々の小さな変化にも気が付きやすくなり、ダイエットのモチベーションアップにもつながります。
大切なのは、同じ時間に測ること。また、食事・入浴・運動直後の測定は避け、毎日の条件をできる限り同じにそろえた上で測ることも重要です。
同じ時間を推奨するのは、からだの中の水分は様々な要因で変動するから。一日の中でも午前中は体内の水分は全身に等しく分布していますが、一日の生活習慣により水分の分布も変わるからです。
日中に立って仕事をすることが多い人は、立って生活していることにより、夕方には下半身に集まってきます。そして就寝時に元の分布に戻ります。この水分変動が体組成の値を変動させてしまう要因になります。
カラダの水分量と熱量
体組成計の計測タイミングとして、一番いいのは『食前かつ入浴前』。これは食事や入浴により体水分・体温などの変化が起こることで体組成の計測値に影響が出ることで、日々の変動傾向の把握を妨げてしまうためです。
夕食前が一番良いかなと思いますが、毎日夕食時間が違ったり、外食が多い方は難しいですよね。
その場合は朝いちばんに測る時間を決めましょう。朝一番は寝ている間に水分が減少するので本当は水分を摂って30分くらいしてからが良いのですが、朝にそんな時間はないのでそこは省略でもしょうがないですよね。
とにかく、同じ時間、同じ条件で測るほうが変化に気づけるので、細かいことより続けられる条件を探して測ることが重要です。
一般的な体組成計は生体電気インピーダンス法といって、体に微弱な電気を流し、測定した電気抵抗値(電流の流れにくさを示した値)と体重、年齢、性別といった情報を組み合わせて体組成を算出しています。
生活活動による体水分や体温の変動により電気の通りやすさに影響が出るため、計測のタイミングによって体組成計の計測値が変わることがありますので、下記の5ポイントに注意しましょう。
体脂肪率(体組織計)計測5つのポイント
やりがちな運動直後の計測はNG!
- 食後2時間を経過していること
- 脱水やむくみのある場合の計測は避ける
- 計測前に排尿、排便を済ませる
- 運動直後、入浴直後、発熱時の計測は避ける
- 気温低下時や低体温時での計測は避ける
ありがちなのが、「運動してどれだけ体脂肪率が減っているだろう」という短期的な変化の比較。
運動前と運動後では体水分や体温の状態が大きく変動していますので、単純に体組成データを比較してもかえって逆効果。できるだけ同じ時間、同じ状態で計測を続け、その変動から運動の成果をとらえるようにしましょう。
体脂肪率が変化するのは2か月後!
毎日計測してももあんまり意味ない?
健康な男女大学生に対し、運動トレーニ ングは,自転車エル ゴメーター(松下電工 EP352-H)を用いて、1日20分間、週2~5回、継続して5カ月間50~60回転/分でのペダング運動被者に実施させた研究では、トレーニ ング前と比較し男子は2カ月 目より(p<0.05),女子は4カ月目より(p<0.01)体脂肪率が有意に減少した。5カ月間では男子は平均2.7%、女子は平均4.4%の体脂肪率減少を認めた。
もちろん、食事による影響があるのはわかるが、おじさんと比べたらはるかに基礎代謝が大きい大学生が5か月で2.7%である。そりゃそうかと思いながらも、体脂肪率に一喜一憂していたのは何だったのか・・・
まあ、ちゃんと測っていなかった自分が悪いんです。
その後は測る条件をそろえて測っていますが、見事に変動なしですww
モチベーションを保つためにはもう少し変動が欲しいところですが・・・
ちなみに、体脂肪がなかなか落ちないと言われる理由ですが、ここで人間の体内の脂肪の落ちる順番を見てみましょう。
- 足首など内臓から遠いところ
- お尻、背中、胸など大きな筋肉がついているところ
- 内臓を守るお腹
という順番で落ちていくのですが、それ以前に
- 内臓脂肪
- 皮下脂肪
の順番で体内の脂肪が落ちていきます。
つまり目に見えた変化が出てくるのは
- 内臓脂肪が落ちて
- 手首や足首などの脂肪が落ちて
- 大きな筋肉周りの脂肪が落ちて
- お腹周りが落ちる
ので、お腹のお肉が目に見えて落ちるのは、だいぶ時間がかかるみたいですね・・・
もう少し頑張ってみましょう!
というわけで、体組織計は測る条件を揃えること!残念ですが、そんなにすぐには結果は出ませんので、毎日の変動が大きかったら計測条件とタイミングを見直しましょう。
まとめ
というわけで、体組織計で測定するときの約束事をおさらいしておきましょう
- 細かいことより同じ時間、同じ条件で計測する
- 毎日測ることより、条件が違う時は測らないほうが良い
- 変化が出るのは2か月後から、結果は気長に待つべし
おすすめの体重計・体組織計
最後に体重計・体組織計の選び方を私の私見ですがお伝えして終わろうと思います。
因みに、私は購入する体重計(体組織計)を考えたポイントは3つ
- 体重・体脂肪率だけでなく筋肉量や基礎代謝も計測できる
- スマホ連携ができる(できればFitbitやGoogle-Fit連携)
- 失敗しても悔いがないようにできるだけ安いもの
体重・体脂肪率も大切ですが、中年太りの原因は筋肉量の低下による基礎代謝の低下です。
これらが計測できることを基本として、骨量、皮下脂肪、内臓脂肪、体内年齢が計測できるものを選びました。
やっぱり、いろいろ測れたほうがおもしろくて長続きしますからね。そして、失敗しても後悔しないように安いことは重要かと思いました。
続いてスマホ連携ができるのは必須かなと思います。医療業界はこれからますますPHR(パーソナルヘルスレコード)が重要になります。
例えば健診の結果やお薬の情報なんかもスマホで連携する時代はすぐそこです。できればGoogle-FITかFitbit連携が理想かなと思い、どちらも連携できるものを選びました。
そして、やっぱり価格です!体組織計のロジックはわかるけど、正直精度とかって外見ではわからないし、どれくらい価格に反映されるかもわからない・・・とりあえず失敗してもそんなにダメージの無い4,000円以下くらいで、中国製はなんだか怪しいので、日本企業で検討しました。それらのすべてが詰まった商品がこちらです。
とりあえず、1か月くらい今まで使っていたタニタの体重と体脂肪率が計測できるものと比較してますが違いがないので一安心です。あとは、壊れたというレビューもあったので壊れないことを祈るのみです。
アスリートやトレーニングを頑張っていて、高性能な体組織計をお求めの方は、タニタのマルチ周波数測定やリアクタンステクノロジーなどの個人差を反映した分析や、日中の水分変動の影響を小さくする機能を装備している商品もあります。いろいろあるので、機能を調べてから購入してくださいね。


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