胃がんの検査はこれ一回でOK?今すぐピロリ菌検査!


あなたはピロリ菌検査をしたこがありますか?

胃がんの99%はピロリ菌が原因といわれています。胃がんは日本人の死亡原因第3位で年間約5万人もの死亡数のがんなのに、原因ははっきりしています。ピロリ菌感染していなければほとんど胃がんにならない、ピロリ菌感染していれば除菌治療を受けて、毎年内視鏡検査を受けて早期発見に努める。

たったこれだけのことなのに、やらない人(知らない人)が多すぎる!あなたがピロリ菌がいなかったり、ピロリ菌除菌をしていれば次の世代は胃がんの無い社会が実現できます。そう、未来の子供のためにやったことがなければ今すぐ検査を!

胃がんの検査

ピロリ菌検査は早いほど効果あり


感染がわかったら早めに除菌治療を

ピロリ菌に感染すると、数週から数ヶ月で「慢性胃炎(ピロリ感染胃炎)」を100%発症します。これは“病理学的な慢性炎症”であって、症状がない場合もあります。

この状態が続くと、日本人の場合は8割以上が「萎縮性胃炎」へと移行します。萎縮性胃炎になると、時間をかけて胃酸が減り続けていき、ついには胃酸の出ない状況に陥ります。

さらに、このうち1%未満が「分化型胃がん」へと進行すると考えられています。

ピロリ菌感染から胃がんになるまで

ピロリ菌の検査によってピロリ菌感染が分かったら、まずはピロリ菌除菌治療を行いましょう。

ピロリ菌除菌治療によって胃がんのリスクを30%~40%減らせることがわかっています。また、上述のような経過をたどりますので、除菌は早ければ早いほど胃がんのリスクを減らすことができます。

除菌治療によって胃がんのリスクは減りますが、ゼロになるわけではありません。1年に一度の内視鏡検査での経過観察が推奨されていますので、万が一がんになっても早期発見することが重要です。

まずは自分が検査して子供にうつさない


親の世代はABC検診を受けよう

現在の50歳代で40~50%がピロリ菌感染しているといわれていますが、前述の通り、ピロリ菌感染をすると萎縮性胃炎を起こし、時間をかけて胃酸が減り続けていき、ついには胃酸の出ない状況に陥ります。

こうなると、ピロリ菌が住めない状態になりピロリ菌検査のみでは陰性となる場合があります。そのため、萎縮度合を検査する、ペプシノゲン検査も併用するABC検診があります。近年では、自治体の胃がん検診にも採用されたりしていますので、ぜひ活用しましょう。

ピロリ菌感染率
*Expert Rev Gastroenterol Hepatol. 2013 Jan; 7(1): 35-
  **Kamada T. et al., Helicobacter. 2015;20(3):192-

ピロリ菌の感染経路については、乳幼児期に口に入れば感染することは分かっていますが、それ以外のことはまだよく分かっていません。

しかし、家庭内にピロリ菌の保有者がいない場合の子供はほとんど感染していないことから、家庭内での幼児への口移しやキスなどが主な原因ではないかといわれています。

つまり、一番重要なのは親がピロリ菌がいなければ子供は守られるということです。まずは親がピロリ菌検査をして、感染していたらすぐピロリ菌除菌治療、たったこれだけで子供のピロリ菌感染が防げるならやるでしょう?

子供には中学生でピロリ菌検査をしよう


胃がん撲滅のためにできること

前述の通り、ピロリ菌感染のほとんどは幼少期までに起こります。免疫力のついた成人はほとんど感染しないと言われており、感染した場合は急性胃粘膜病変を起こすことはありますが、一過性感染で終わる可能性が高いとされています。

小学生以上に成長したあとは免疫力によりピロリ菌に感染する可能性はあまりないとされていますので、私は中学の義務教育期間に全員がピロリ菌検査を行うことが胃がん撲滅につながると思っています。

全国民がピロリ菌検査を行えて、将来の胃がんのリスクがわかるだけでなく、早期にピロリ菌除菌を行うことで胃がんのリスクも限りなく小さくできます。

全国の全中学生がピロリ菌検査を行って、もしピロリ菌感染があっても、きちんとピロリ菌除菌治療を行えば、理論上は次世代(その子供たちが親)のピロリ菌感染はほとんどゼロです。

現在の日本は胃がんが多く、自治体の対策型検診や胃がんの治療に多くの費用を投じています。それがなくなったらいいですよね!!

これからさらに増える大腸がんとかもう少し肺がんとかの検診に回せたらいいのになぁ・・

さあ!まずはあなたがピロリ菌検査を受けよう!受けてる人は受けていない人を見つけてすすめてあげよう!!

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